新卒の履歴書にアルバイト歴を書くかは、応募先の指定によって決まります。
- 「アルバイトを含む職歴」と書かれていれば、職歴欄に記入する
- アルバイト経験の専用欄があれば、その欄に書く
- 指定がなければ、すべてを職歴欄へ並べる必要はない
職歴欄へ書く場合は、勤務先の正式名称、働いた期間、雇用形態を事実どおりに記載します。正社員として働いたように見えないよう、「アルバイト」と明記してください。
この記事では、アルバイト歴を書くか決める方法と、職歴欄の基本的な書き方を紹介します。記入例は、現在も働いている場合から、掛け持ちや短期・単発、長期インターンまで8件そろえました。
新卒の履歴書にアルバイト歴は書く?
まず、募集要項や提出フォームに、アルバイト歴の記載条件が書かれていないか確認します。書き方は、次の3つに分かれます。
| 応募先の状況 | 職歴欄の書き方 |
|---|---|
| アルバイトを含む勤務歴の記載を求められている | 実際の勤務先と期間を、指示どおりに書く |
| 「アルバイト経験」などの専用欄がある | その欄へ記入する。職歴欄へ同じ内容を二重に書かなくてよい |
| 特に指定がない | 職歴欄へ書くなら雇用形態を明記する。書かない場合は自己PRやガクチカで伝える |
記載の指定がなければ、すべてのアルバイト歴を職歴欄へ並べる必要はありません。職歴欄へ書く場合は、勤務先、期間、雇用形態を簡潔に記載します。仕事内容や工夫を詳しく伝えたい場合は、自己PRやガクチカを使います。
応募先の指定を見る場所
- 募集要項と応募ページ
- 採用マイページと企業から届いたメール
- 実際に提出する履歴書や入力フォーム
応募先から書式の指定がなければ、大学で配布されている履歴書や、厚生労働省の履歴書様式例を使えます。どの書式を選んでも、アルバイト歴を書くかは応募先の指示や欄の内容を見て決めます。
履歴書の職歴欄にアルバイトを書くときの基本
紙やPDFの履歴書で、職歴欄を書くときの基本は6つです。
- 学歴と職歴を分けて書く 厚生労働省の様式例では、欄の名前が「学歴・職歴(各別にまとめて書く)」になっています。学歴を書き終えたら1行あけ、「職歴」と見出しを入れてから勤務先を並べます。
- 西暦か和暦のどちらかに統一する 学歴、職歴、免許・資格で表記がそろっていないと、前後関係が読みにくくなります。
- 雇用主の正式名称を書く 店名ではなく、雇用契約を結んだ会社名を書きます。配属先の店舗名は、会社名のあとに続けます。
- 「アルバイト」と明記する 「入社(アルバイト)」のように書きます。書かないと、正社員として働いていたと読まれることがあります。
- 在職中か退職済みかを書く 辞めていれば退職の年月を、続けていれば「現在に至る」と書きます。
- 紙やPDFの履歴書では最後に「以上」と書く 書き終えた次の行の右端に入れます。Webフォームでは不要なこともあります。
一般的な履歴書では、学歴も職歴も古いものから順に並べます。応募先から書き方を指定されている場合は、その形式に合わせてください。
書ける行数には限りがあります。応募先からすべての勤務歴を求められている場合は、行が足りないことを理由に省略せず、別紙や追加の入力欄が用意されていないかを確認してください。
勤務先の会社名が分からないとき
コンビニや飲食店、フランチャイズの店舗では、店名と雇用主の会社名が違うことがあります。求人アプリの名前も雇用主ではありません。会社名が分からない場合は、次のどれかで確認できます。
- 雇用契約書
- 給与明細
- 源泉徴収票
- 雇用条件通知書
- 勤務先への確認
アルバイト歴の記入例8選
以下は書き方を示す例です。年月、会社名、店舗名は、自分の勤務記録に置き換えてください。
例1|学歴から職歴までを通して書く
例2|現在も1社で働いている
例3|1社を退職している
例4|複数のアルバイトを順番に経験した
例5|複数のアルバイトを掛け持ちしている
例6|短期・単発のアルバイトがある
単発・スキマバイトでは、勤務のたびに雇用主が変わる場合があります。書くときは求人アプリの名前ではなく、実際に雇用契約を結んだ相手を確認してください。雇用主が異なる勤務を、1社の続いた職歴としてまとめることはできません。すべての勤務歴を求められている場合は、応募先が指定した方法で回答します。記載を求められていない場合は、単発の勤務をすべて職歴欄へ並べる必要はありません。単発の仕事で経験した業務や工夫を伝えたいときは、自己PRやガクチカで具体的なエピソードとして説明します。
例7|長期インターンを経験した
業務委託契約だった場合は、「入社」「アルバイト」とは書きません。記載するなら「株式会社〇〇 業務委託として参画」のように、契約内容に合う言葉を使います。雇用契約のない仕事体験や短期インターンを「入社」と書くこともできません。インターンの内容を詳しく伝えたいときは、新卒でも職務経歴書は必要?長期インターン経験を活かす書き方と活用法もあわせて確認してください。
例8|職歴欄に「なし」と書く
職歴欄と自己PRの書き分け
同じアルバイト経験を複数の欄で使ってかまいません。職歴欄には勤務の事実を短く書き、自己PRでは自分の行動や強みを伝えるというように、欄の目的に合わせて中身を変えます。
| 書く場所 | 主に書く内容 | 役割 |
|---|---|---|
| 履歴書の職歴欄 | 勤務先、期間、雇用形態、必要に応じて業務概要 | どこで、いつ働いたかを短く示す |
| アルバイト経験欄 | 企業から指定された勤務先、期間、担当業務 | 質問された内容へ答える |
| 自己PR | 強み、取った行動、入社後の活かし方 | 自分の強みを伝える |
| ガクチカ | 課題、行動、結果、学び | 学生時代の経験を具体的に伝える |
| 職務経歴書 | 担当業務、役割、成果、使用したツール | 実務経験を詳しく伝える |
アルバイト経験から自己PRを組み立てる手順は、自己PR 書き方ガイド|学生が書きやすい4ステップ構成で紹介しています。
Webフォームに入力するときの書き方
採用マイページやWebフォームへ直接入力する場合は、表示された項目に沿って入力します。勤務先、在籍期間、雇用形態が別々の欄に分かれていれば、「現在に至る」「以上」を加える必要はありません。送信後に見返せるよう、PDFやスクリーンショットで控えを残しておきます。
- 項目名と入力条件に従う 「勤務先」「在籍期間」「雇用形態」が別々の欄に分かれていれば、その区切りのとおりに入力します。文字数の上限があるときは、勤務先名と期間を優先します。
- 雇用形態を選択または記入する 選択肢があればその中から選び、自由入力なら「アルバイト」と書きます。
- 「現在に至る」「以上」が不要な形式もある 入力欄が行ごとに分かれている場合は、入れないほうが読みやすくなります。
- 送信前に控えを残す PDF保存やスクリーンショットを残しておくと、面接前に自分が書いた内容を見返せます。
履歴書を提出する前のチェック項目
履歴書のアルバイト歴に関するよくある質問
新卒の履歴書にアルバイト歴は必ず書きますか
応募先から指定がない場合は、アルバイト歴を書きますか
何か月以上働いていれば職歴欄へ書けますか
高校時代のアルバイトも書きますか
短期バイトや単発バイトも書きますか
現在もアルバイトを続けている場合はどう書きますか
複数のアルバイトはすべて書きますか
長期インターンはアルバイト歴として書けますか
まとめ|アルバイト歴を書くときの要点
アルバイト歴を職歴欄へ書くかは、応募先の指定を見て決めます。勤務期間の長さだけで決める必要はありません。書く場合は、正式な会社名、働いた期間、雇用形態を正確に記載します。
職歴欄では勤務の事実を短く示し、工夫や成果は自己PRやガクチカへ回します。提出する前に、エントリーシートやプロフィールと勤務期間がそろっているかを確かめてください。
出典の確認日:2026年9月25日



