就職活動は人生の大半を占める社会人のスタートを決める重要なイベントです。
就職活動をより良いものにするためにはガクチカは必要不可欠ですよね。
今回は特にインターンを経験してきた28卒の学生に向けて、インターンの経験を活かして最強のガクチカを創り上げるためのコツや方法を解説していきます。
インターンをしていない28卒の学生や早めに情報収集をしたい29卒、30卒の方にも参考になるようなガクチカ作成のコツなども記載しています。
この記事を参考に、就職活動の素晴らしいスタートを切りましょう。
ガクチカとして長期インターンシップが効果的な理由
就活生のなかには、ガクチカとして長期インターンシップ経験を伝えようとしているヒトが多いのではないでしょうか。
「長期インターンシップは何ヶ月以上から?」
「どのようにアピールすればいいの?」
このようなお悩みを持っている就活生もいるはずです。
この記事では、長期インターンシップ経験を伝えるメリットやポイントについて解説します。長期インターンシップ経験は培ったスキルや経験を業務に活かしやすかったり、主体性や向上心があると思われやすかったりします。この記事を参考に、ぜひガクチカとして伝えてみましょう。
ガクチカとしてアピールできる期間の目安
長期インターンシップ経験をガクチカにする場合、期間に気をつける必要があります。自分が経験した長期インターンシップの期間について、振り返ってみてください。
3ヶ月以上のインターンシップ経験が理想
長期インターンシップ経験をガクチカとしてアピールする場合は、3ヶ月以上の期間が理想です。理由としては、期間がより長い経験のほうが、そのヒトの人柄が表れやすいからです。
採用担当者も、長期インターンシップ経験に取り組む姿勢や、経験から得た学びを読みとりやすいでしょう。
そのため、目安として3ヶ月以上の長期インターンシップ経験が、ガクチカのエピソードとしては望ましいです。
1ヶ月以内のインターンシップ経験は注意が必要
3ヶ月以上の経験が良いとは記載しましたが、1週間や1ヶ月のインターンシップだとしても、ガクチカにできないわけではありません。ただし、「自分の人柄が表れているかどうか」には注意が必要です。短期間であればあるほど、そのヒトらしさは表れにくくなってしまいます。
その場合は無理に長期インターンシップ経験をガクチカにせず、別のエピソードを探すことも大事でしょう。

ガクチカで長期インターンシップを話すメリット3選
長期インターンシップ経験はガクチカとして非常に魅力的です。他のアルバイトやゼミといった活動に比べて、入社後の活躍イメージを持ちやすいと思います。
長期インターンシップ経験を伝える下記3つのメリットを読んで、本当に伝えるべきか確認してみてください。
実際の業務経験をアピールできる
社会人として業務に携わった経験は、他のエピソードと比べて稀有な経験だと言えるでしょう。社会人としてのコミュニケーションや、業務の進め方について理解がある学生は、他の学生と差別化できます。
入社後の活躍をイメージしやすい
長期インターンシップ先での業務で培った強みは、入社後に発揮されるイメージがしやすいです。アルバイトやゼミなどのエピソードであれば、具体的な経験から抽象化して強みをイメージする必要があります。
一方、長期インターンシップ経験の場合は業務に直結していることが多く、業務に活かされる具体的な強みとして成り立つ傾向があります。そのため、入社後に強みが発揮されることをイメージしてもらいやすいことが特徴です。
志望業界や志望企業に説得力が生まれる
志望業界と同じ業界で働いていた場合は、その業界を志望する理由をつくりやすいです。その仕事で感じたやりがいなどを効果的に伝えることができれば、企業にも熱意が伝わりやすいでしょう。
採用担当者からすると、入社後のミスマッチも防ぎやすいため、志望度という観点からしてもアピール材料になります。
長期インターンシップをESや面接で伝える際のポイント
魅力的な長期インターンシップ経験ですが、効果的に伝えなければ評価されないリスクもあります。ガクチカとして効果的にアピールするために、下記3つのポイントを解説します。
経験の内容よりも、思考・行動・学びを伝える
長期インターンシップ経験といっても、内容だけで評価されるわけではありません。誰しもがしている経験ではないため、伝え方には気をつけるべきです。
その経験のなかで「何を考えて」「どんな行動をして」「何を学んだのか」が大事です。せっかくいいエピソードを持っているのであれば、その利点を最大限に活かしましょう。構成などのより詳しい伝え方については、後ほど解説する構成部分なども参考にしてみてください。
比較できる具体的な数値を伝える
長期インターンシップ経験の「すごさ」を伝えるためには、比較できる数値が必要です。目標や結果を伝えるときは、その環境でどれだけの基準や成果だったのか伝わるように、数値を入れることも意識しましょう。
比較できる数値を入れることで、自分が実行した行動の価値を採用担当者に伝えることができます。
誰でも理解できるように噛み砕いて伝える
コミュニケーションにおいて大事なことですが、自分が理解していても、相手に伝わらなければ評価されません。携わった業務の内容を理解してもらえるように、誰にでも状況が伝わるような、分かりやすいコトバで表現することが大事です。
無理に専門用語などの難しいコトバを使わず、簡単なコトバを使いながら、共通認識を持てるように心がけましょう。
長期インターンシップ経験のガクチカ例文
前述した長期インターンシップ経験を伝えるポイントを意識しながら、ガクチカの例文を紹介します。構成やエピソードの書き方を参考にしてみてください。
営業における長期インターンシップの例文【400字以内】
私は大学2年生の夏から1年間、営業職の長期インターンシップを経験し、新規顧客の獲得に力を入れました。当初は訪問販売や電話営業を通して、月に5件の契約獲得を目標にしていました。しかし、最初の1ヶ月は1件しか獲得できず、目標未達成に対する責任感から悔しさを感じました。そこで、会社で結果を出している上司にアドバイスを求めた結果、「想定外の質問をされたときに上手く答えられないこと」が課題だと気づきました。対策として、「顧客ごとに想定質問集を作成して顧客理解を深める」「自社商品を実際に購入・使用して商品理解を深める」の2つを行いました。その結果、3ヶ月目で月6件の契約獲得を達成しました。さらに、想定質問集を社内に共有することで、チームとして平均2件の契約獲得数増加に貢献しました。この経験から、困難な状況下で仲間に頼ることの大切さと、仲間と一緒にチームとして結果を出すことの大切さを学びました。
マーケティングにおける長期インターンシップの例文【400字以内】
私は大学3年生の春から半年間、SNSマーケティング職の長期インターンシップを経験し、雑貨(商材)のTikTok運用に力を入れました。介入前は一方的な商品紹介となっており、再生数が伸び悩んでいました。そこで、伸びている雑貨紹介系の競合アカウントを調査しました。比較すると、ユーザーが楽しめる内容になっていると気づき、2つの改善を行いました。1つ目は、商品購入後のイメージを想起させる投稿内容に変更しました。「学校で人気者になれる雑貨」というコンセプトを確立し、実際に学校で楽しめるおもしろい遊び方を考案してコンテンツを作成しました。2つ目は、ストーリー性を取りいれました。冒頭を「変な雑貨みつけたんだけど...」にするなど、雑貨を紹介することに違和感がない構成を意識しました。その結果、1ヶ月で1動画平均5万回再生され、フォロワーも100人から1,000人まで増やすことができました。

長期インターンシップ経験を伝えるおすすめ構成
長期インターンシップ経験を伝えるときは、下記の構成で記載することをおすすめします。しかし、文字数の関係上、すべての項目を記載する必要はありません。自分の人柄が伝わるように構成してみてください。
結論
何に力を入れたのか、端的に伝えましょう。内容が抽象的になりすぎないよう、具体的にどんな業務に力を入れたのか振り返ってみてください。
【例】
私は大学2年生の夏から1年間、営業職の長期インターンシップを経験し、新規顧客の獲得に力を入れました。
現状 / 目標
長期インターンシップを経験したときに、当時はどんな状況だったのか。そして、どんな目標を掲げていたのか記載しましょう。社内で目標がなかった場合は、自分のなかで目標としていたことを考えてみてください。
主体的に目標設定を行うことで、責任感や自走力をアピールすることができます。
【例】
当初は訪問販売や電話営業を通して、月に5件の契約獲得を目標にしていました。
動機
長期インターンシップ経験の過程で、頑張ることができた動機を記載しましょう。自分の中でどんなことがモチベーションの源泉になっていたのか考えてみてください。
頑張れた理由を伝えることで、自分の人柄を表現することができます。
【例】
目標を達成して会社やチームメンバーに報いたいという想いから、努力を続けることができました。
課題
目標を達成しようとする過程で、直面した課題を記載しましょう。どんなことに課題を感じていたのか考えてみてください。
課題を伝えることで、課題を発見する力を評価されやすくなります。
【例】
会社で結果を出している上司にアドバイスを求めた結果、「想定外の質問をされたときに上手く答えられないこと」が課題だと気づきました。
施策
直面した課題から、実際に対処した行動について記載しましょう。当時、課題に対してどんな行動(施策)を実行したのか考えてみてください。
行動(施策)を伝えることで、どんな強みがあるのか理解されやすくなります。
【例】
対策として、「顧客ごとに想定質問集を作成して顧客理解を深める」「自社商品を実際に購入・使用して商品理解を深める」の2つを行いました。
結果
課題や施策を通して、どんな結果につながったのか記載しましょう。具体的な数値を入れながら、比較しやすい表現でどんな結果だったのか考えてみてください。
結果を伝えることで、実行した行動にどれほどの価値があったのか理解されやすくなります。
【例】
その結果、3ヶ月目で月6件の契約獲得を達成しました。
学んだこと
最後に、経験を通して学んだことを記載しましょう。経験から何を考え、改善したのか考えてみてください。
学んだことを伝えることで、入社後の活躍をイメージさせることができます。
【例】
この経験から、困難な状況下で仲間に頼ることの大切さと、仲間と一緒にチームとして結果を出すことの大切さを学びました。
長期インターンシップ経験をより活かせるキャリア
このように、長期インターンシップ経験は具体的な強みやスキルに結びつきやすく、入社後の活躍が期待できる魅力的な経験です。長期インターンシップ経験の活かし方について、より深く考えてみましょう。
長期インターンシップ経験をより活かすには?
アメリカなどでは「ジョブ型採用」が日本と比べて進んでいます。ジョブ型採用とは、企業が用意した職務(ジョブ)に適したスキルや経験を持つヒトを採用する雇用形態です。
ジョブ型採用では、職務や役割に照らして発揮された成果にもとづいて評価を行う点が特徴です。また、遂行される仕事の価値に対して賃金を支払う考え方で、ポジションに対して報酬が設定されています。
長期インターンシップ経験でスキルや経験を積み重ねた学生は、ジョブ型採用に適していると言えるでしょう。
他に負けない最強のガクチカを作る
今回は、長期インターンシップ経験をガクチカとして伝えるメリットやポイントについて解説しました。他のエピソードと比べても入社後の活躍がイメージしやすいため、ぜひガクチカとして伝えてみてください。



